2025年10月23日 霜降(そうこう)
秋も終わりに近づき、早朝に霜が降りはじめる時期、すでに岩木山には、雪がふりました。津軽平野の田園には、稲刈りを終え、天日乾燥のための、棒がけ、稲架掛けの光景が広がっています
さて、姪が結婚し、本日、古き佇まいと庭園のある、黒石市の「名勝 金平成園」で記念写真を撮りました。幸せそうな二人の姿に、ただただ前途に幸あれと願うばかりです。

思えば、私の三人の姉はいずれも長男の家に嫁ぎ、結納式は昭和初期に建てられた古い我が家で行われました。嫁ぎ先のご両親をお迎えするにあたり、「我が家の大切な娘を、これからどうぞよろしくお願いします」という思いを込め、家族みんなで柱の隅々まで磨き上げた日のことを、今も鮮明に覚えています。
その後も互いの暮らす家を行き来しながら、少しずつ理解を深め、親睦を育んでいったものです。津軽弁で言えば、「行ったり来たりさねば、オヤグでね」――まさにその通りだったのでしょう。
しかし昨今では、会食は外食で済ませることが多くなり、親戚となっても互いの生まれ育った家に足を踏み入れる機会すらないこともあります。時代の流れとはいえ、どこか寂しさを覚えます。
お金をかけずとも、時間をかけた交流を通じて互いを知ることができる。そんな昔ながらの温もりを、これからも大切にしたいと思います。そして、もしそのような場面で、私どもの仕出し料理がお役に立てるなら、これほど嬉しいことはありません。
しゃべる、食べる、「絆」深めるお手伝い
松花堂二段弁当





